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桃の節句を前に縁起物の魚や野菜をかたどった伝統の「雛菓子」作り鶴岡の菓子店で始まる

2024年2月19日 18:24
桃の節句を前に縁起物の魚や野菜をかたどった伝統の「雛菓子」作り鶴岡の菓子店で始まる

3月の桃の節句を前に山形県鶴岡市の菓子店で、縁起物の魚や野菜を本物そっくりにかたどった伝統の「雛菓子」作りが始まりました。

鶴岡では3月3日のひな祭りが近づくと縁起物のタイや子どもの健やかな成長を願うタケノコなどをかたどった雛菓子を作り、ひな壇にかざる伝統が江戸時代から続いています。春の訪れを告げる風物詩にもなっていて鶴岡市内の菓子店木村屋では2月15日から雛菓子作りが始まりました。
和菓子の材料・求肥と白あんを混ぜた「練り切り」を使って、職人たちが魚や果物など本物そっくりにかたどっていきます。ことしはタイやタケノコといった縁起物のほか在来作物のカブやキュウリなど11種類の雛菓子を作っています。

木村屋・吉野隆一社長「見た目が派手な菓子なので見て楽しくて食べておいしい菓子作りを目指している。子どもたちの健やかな成長を祈り心を込めて製造している」

木村屋では4種類の雛菓子の詰め合わせを準備し、4500箱から5000箱を作る予定です。雛菓子作りは2月末にピークを迎えます。