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暖冬で春の野菜の生育が例年より早まる 出荷量も増加して値段が手頃に

2024年2月14日 17:55
暖冬で春の野菜の生育が例年より早まる 出荷量も増加して値段が手頃に

ことしの暖冬は野菜の生育と価格にも影響を与えています。特にキャベツやスナップエンドウといった春の野菜の生育が例年より早まっていて、価格が下がっています。山形県中山町のスーパーを取材しました。

小坂憲央アナウンサー「こちらのスーパー入ってすぐの所に早春の味覚という広告が目立ちます。山ウドやスナップえんどう、新玉ねぎなどが並んでいます」

旬の野菜を集めたコーナーでは多くの商品が去年よりも安く販売されています。

ヤマザワ中山店松崎康 副店長「暖冬の影響で野菜の生育が早まっている。昨年よりも早い段階で出荷量が増えているのでその分相場が落ちて値ごろな価格で販売できている。特にことしはスナップエンドウが品質が良く、値段が手ごろになっている」

ことしは暖冬に加えて、天気が大きく崩れなかったこともあり、多くの産地で出荷が安定しています。
特にチンゲン菜やシュンギクといった葉物野菜は去年の同じ時期より一袋が20円から30円ほど安く販売されています。

ヤマザワ中山店松崎康副店長「気温の影響を一番受けやすいのが葉物。気温の高い時期がある程度続くと順調に育つ。逆に寒い期間が長く続くと葉先の焼けが出てくるので伸びるのも遅くなるし、品質も低下する」

他の野菜も出荷が安定していて、この店では14日、キャベツやダイコンなどが普段よりも安い価格で販売されていました。

買い物客(野菜の値段どうですか?)「きょうは安い。カボチャもだいぶ安い。前は高かったけど今は安い」
買い物客「きょう安いですね」(特売のものを中心に買う?)「そうですね」

一方、産地ごとに天候による生育の影響が違うため長ネギやキュウリの価格は上がっています。ちなみに、バナナやオレンジなどの輸入品は円安の影響で値上がりが予想されています。

ヤマザワ中山店松崎康 副店長(どういう買い物をするとお得に買える?)「安いと思ったときに買う。きょう安いからあしたも同じ値段かと言われればそうではないケースがここ最近多い。天気予報でこの後どこの地区が荒れるなと思ったらその地区の産物は1~2週間後値段がぽんと上がる可能性が高いのでそういった面で天気予報を見ると面白い」

野菜の価格は1日単位で大きく変わる恐れもあることから私たち消費者も日々の天気と価格を気にかける必要がありそうです。

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