×

寒河江市のふるさと納税贈収賄事件 管理監督不十分 当時の上司ら3人が懲戒処分

2024年2月28日 17:41
寒河江市のふるさと納税贈収賄事件 管理監督不十分 当時の上司ら3人が懲戒処分

山形県寒河江市のふるさと納税を巡る贈収賄事件に絡み、市は28日、事件当時の管理監督が不十分だったとして、収賄の疑いで逮捕され有罪判決を受けた元職員の上司だった課長級の職員ら3人を減給10分の1、2か月の懲戒処分としました。

28日付けで減給10分の1、2か月の懲戒処分を受けたのは、寒河江市の50代の課長級男性事務職員と50代の課長補佐級男性事務職員2人のあわせて3人です。3人は、市のふるさと納税を巡り、返礼品提供業者の選定で便宜を図る見返りに業者側から賄賂を受け取ったとして去年2月に逮捕され、加重収賄などの罪で有罪判決を受けた元市職員の上司でした。
犯行が行われた2019年度と2020年度に不正行為を防ぐことができず、チェックや指導が行き届いていなかったことが管理監督者としての義務に違反し、職務を怠った「指導監督不適正」に当たるとしています。
寒河江市は「コンプライアンス遵守の研修会を開くことや監査体制の強化を行い、再発防止に努める」とコメントしています。