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新たな就学の仕組み「デュアルスクール」 長崎の小学生が高畠町の小学校に「体験入学」

2024年1月18日 17:17
新たな就学の仕組み「デュアルスクール」 長崎の小学生が高畠町の小学校に「体験入学」

デュアルスクールという言葉をご存知でしょうか。普段通っている学校とは別にほかの地域の学校に短期間通う新たな就学の仕組みです。山形県高畠町の小学校でいま、この制度を活用して長崎県からの小学生が通っています。どんな効果が期待されるのでしょうか?

高畠町立和田小学校です。
18日午前、ボランティアで地元のお年寄りたちが訪れ、昔ながらの遊びを子どもたちに教える特別授業が行われていました。
ほかの児童と一緒にメンコ遊びを楽しむのは、1年生の古地一葉さんです。一葉さんの住民票は長崎県諫早市にあります。
普段は諫早の小学校に通っていますが、1月15日から期間限定で和田小に通っています。

古地一葉さん「鬼ごっこと雪合戦と雪だるまを作ったりした。長崎は全然雪が降らない。降るけど2、3日くらい」

一葉さんが利用しているのは「デュアルスクール」です。
「デュアルスクール」とは普段通っている学校とは別にほかの地域の学校に短期間通う新たな就学の仕組みです。
徳島県内の民間企業「あわえ」が事業化して受け入れたい学校と通いたい子どもをマッチング。徳島では2016年から一部の小・中学校が取り入れています。
高畠町は東北で初めてあわえと連携して今年度導入しました。手続きを簡素化するため、高畠町は「体験入学」の形を取っています。

あわえ吉田和史取締役「在籍している学校以外でも地域の学校で学べるような形をということでこの事業を始めた」

この制度を利用すると住民票を移さずにほかの地域の学校に通学して学ぶことができます。家族単位でほかの地域に暮らすことで、様々な年代の人と交流し、その土地に愛着を持ってもらいそれが移住促進などの地域活性化にもつながることが期待されています。
一葉さんは両親と妹の4人家族、滞在期間中は町内の観光施設で暮らしています。母親でフリーライターの優菜さんは、リモートで仕事をしています。

古地優菜さん「夫が転勤族で子どもたちにふるさとがないので1つでもふるさとになるような場所を体験してもらって心の支えになってくれたらいいなと思って利用した」

移動や宿泊にかかる費用は高畠町が一部負担します。
制度の手厚さ、そして、知り合った町民たちの人柄も良さも感じていて、優菜さんは、今後も、高畠町のデュアルスクールの利用を考えています。

クラスメイト「きょう鬼ごっこした。すごいうれしいし楽しい」

古地一葉さん「長崎の小学校より人数は少ないけどお友達ができてうれしかった」

高畠町は和田小のほかに二井宿小でも受け入れを希望しています。一葉さんの滞在は19日までで和田小では全校をあげてのお別れ会を予定しています。

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