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能登半島地震発生から1ヶ月 続く避難生活 新たな課題「災害廃棄物」NNN取材班が現地から現状報告

2024年2月1日 18:43
能登半島地震発生から1ヶ月 続く避難生活 新たな課題「災害廃棄物」NNN取材班が現地から現状報告
元日に発生した能登半島地震から1日で1か月です。被災地の石川県では山形放送の取材班が日本テレビ系列の取材団の一員として取材に当たっています。被災地の現状について現地から古川真斗記者に伝えてもらいます。

私は今、石川県内灘町にいます。この地区は、地震によって液状化の被害が発生。地震から1か月が経った今も周辺の建物や信号機、道路などが、うねるように曲がっています
石川県によりますと1日現在、合わせて4万7千棟以上で建物被害が発生。建物の倒壊などで240人が亡くなっています。現在も合わせて8232人が自宅を離れ、避難生活を続けています。
私たちは31日、石川県内でも被害の大きかった輪島市を取材しました。輪島市に続く道路は、いまもいたるところで崩れ落ちた状態となっていて走る車はいずれも速度を落としながら走っていました。
市街地に入ると至るところで家屋が倒壊。中には倒壊した家屋が道をふさいでいる場所もありました。
被災から1か月、新たな課題も出てきています。こちらは、七尾市内にある災害廃棄物の仮置場です。災害ごみを持ち込む住民の車で会場には長蛇の列が発生。待ち時間は1時間から長い時で2時間となっていました。
現地では、少しずつですが道路の復旧やそれに伴ったボランティアの受け入れが始まっています。今後、こうしたボランティアの力がさらに必要になってくると感じました。

【いま必要な支援は?】
今回の地震では家屋の倒壊は非常に多いと感じました。これからは倒壊した家屋の撤去などが課題で、被災者は復旧にかかる費用も心配だと話していました。

【被災者がいま一番大変なことは?】
七尾市の方に伺ったところ、つらいのは断水だと話していました。石川県内の一部では今も断水が続いてて、話を聞いた男性は「生活用水を普段こんなに使っていたのかと感じた」ということで早い水道の復旧が望まれています。
 
【山形県内でも起こりうる想定して備えることは?】
幹線道路の寸断について山形県内も山間部の地域や人の減った地域につながる道路が 寸断された場合、同じ状況になることは考えられます。その時に食料や水を使えるように備えておくことは命をつなぐうえでとても重要だと感じました。