フラワー長井線運営の第三セクター「山形鉄道」が約1億円の詐欺被害 山形銀行名乗る不審電話
12日、山形銀行を名乗る不審な電話を受けた複数の企業が不正送金により、総額十数億円にのぼる被害を受けた事件で、フラワー長井線を運営する第三セクター「山形鉄道」がおよそ1億円の被害に遭っていたことが分かりました。
この事件は10日、山形銀行をかたる不審な自動音声電話が県内企業に相次ぎ、複数の企業がネットバンキングによる不正送金の被害を受けたものです。関係者によりますとこの事件で、長井市に本社があるフラワー長井線を運営する第三セクター・山形鉄道はおよそ1億円もの被害を受けたということです。山形鉄道の大株主である県の担当者は「被害があったことを把握し、現在、山形鉄道や関係する自治体と対応を協議中」だとしています。
これまでに山形銀行を名乗る不審電話による被害は総額十数億円にのぼる可能性があり県警は、県内でこれまで発生したボイスフィッシングによる被害としては過去最大規模だとし、詐欺事件として捜査を進めています。