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破産した酒田市の「マリーン5清水屋」 跡地の売買交渉平行線 「条件どんどん悪くなる」

2024年1月22日 17:58
破産した酒田市の「マリーン5清水屋」 跡地の売買交渉平行線 「条件どんどん悪くなる」

2021年夏に破産した酒田市の商業施設「マリーン5 清水屋」の債権者集会が22日、開かれました。跡地の売却について購入希望者と地権者との売買交渉が平行線をたどり進展していない現状が報告されました。

酒田市の山形地方裁判所酒田支部で非公開で開かれた「マリーン5 清水屋」の債権者集会には、一般債権者ら10数人が出席しました。
酒田市中心部・中町の商店街に位置する商業施設「マリーン5 清水屋」は2021年夏に破産して以降、跡地の再開発に向け、土地の売却について個人・法人合わせて9つの地権者との交渉が行われています。
この日の債権者集会では、土地の売却交渉の状況が破産管財人から報告されました。破産管財人によりますと、清水屋の跡地の購入を希望している県内企業は去年から地権者に対して坪単価「10万円弱」の購入金額を提示していますが、地権者全員の同意は現在も得られず、交渉が平行線をたどっているということです。
物価の高騰が続き再開発に掛かる経費も上がることが見込まれる影響で清水屋の跡地は、商業地としての価値が下がっているのが現状で、売却は難航しているといいます。
破産管財人は清水屋の建物の老朽化進んでいるため、再開発に向けてスピード感のある対応が必要だとしています。

破産管財人「条件はどんどん悪くなる。できたら早めに地権者の方々の売買交渉がうまく進んでくれたらと期待はしているが購入する側も予算があるでしょうから将来的なものを考えて前向きに取り組んでほしい」

次回の債権者集会は4月22日に開かれます。