監修に和食文化学会初代会長・佐藤 洋一郎氏「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」今月20日~鶴岡アートフォーラムで開催
鶴岡市はことし、ユネスコの食文化創造都市に認定されてから、10周年を迎えます。これを記念した「和食」の魅力に迫る特別展の公開を前に、19日、報道陣向けの内覧会が開かれました。
鶴岡市の鶴岡アートフォーラムであすから始まる特別展・「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」。
会場には魚介類のはく製の他、野菜などの和食に必要な食材のレプリカ、およそ400点が展示されています。こちらは、おにぎり状に握られた炭化したコメです。神奈川県の遺跡から発掘され弥生時代後期のものだということです。2階のスペースには縄文時代からの和食の成り立ちを展示しています。会場を訪れた人が食の歴史を振り返ると共に、和食の未来を考えてほしいとのメッセージを込めています。
和食文化学会初代会長 佐藤 洋一郎さん「特に若い世代の人に和食をどう考えるか、あなたたちが大人になったときの食べ物がどうなるかということを真剣に考えてほしい。日本の場合は風土という伝統があるがこれをどう生かすかが一番の鍵になると思っていて、若い世代に伝わればいいなと思っている」
この特別展は20日から、ことし6月16日まで開かれています。