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中学生が地元に伝わる昔話やマタギ文化に触れる 閉校した飯豊町の中津川小中学校が会場 

2024年9月11日 17:20
中学生が地元に伝わる昔話やマタギ文化に触れる 閉校した飯豊町の中津川小中学校が会場 

山形県飯豊町で11日、中学生が地元の文化を学ぶ教室が開かれ、生徒たちが地元に伝わる昔話やマタギ文化などに触れました。

このイベントは、中学生に地元の文化や伝統に触れてもらおうと飯豊町の飯豊中学校や中津川地区の住民が開催しました。2013年に閉校した中津川小中学校を会場に飯豊中学校の生徒およそ50人が参加しました。
教室では、かつて子どもたちの寝物語として話されていたというまわりの忠告を聞かずに失敗する昔話「ならなしもぎ」が紹介されました。また、飯豊の山で動物を狩るマタギ「きいどん」が山とともに生きる姿を描いた地区住民自作の紙芝居が披露されました。

紙芝居「現れた山菜たちその中の山ウドが言いました」
(山ウド)「準備はいいぞ。ところできいどんはおらたちの中で誰が一番好きなのや?」正直に答えます。
(きいどん)「おらみんなすきだ~!」
(山ウド)「そげな返事じゃだめだ!だめだめ~!誰が一番だか言わねと通行止めだ!」

生徒「色んな山菜たちがみんなで誰が好き?と聞いているのが面白かった。山菜はこごみが好きです」
生徒「ナシの話で人の忠告を聞かないと成功しないことが分かった。あまり会わない地域の人たちとの交流を大切に一日頑張りたい」

その後、生徒たちは校内を清掃したり芋煮を作ったりしながら、住民との交流を楽しんでいました。