山形県内 20歳未満の喫煙者の補導が増加傾向 販売防止を徹底しようと訓練実施
ことしに入って、20歳未満の喫煙者の補導が増加傾向にあります。こうしたたばこ販売の防止を徹底しようと27日、酒田市のショッピングモールで店員による年齢確認の訓練が行われました。
訓練「34番のたばこ吸いたいんですけど1個いいですか?」「年齢確認させていただいてよろしいでしょうか?」
この訓練は、酒田警察署がイオン酒田南店と合同で行ったものです。
19歳の少年役の警察官がたばこの購入を申し出た想定で、店員は年齢を確認できる身分証の提示を求めたあと、警察への通報を行っていました。県内では、20歳未満の喫煙者の補導件数がことしに入って10月末現在で、去年の同じ時期と比べて36件多い129件に上っています。
酒田警察署加藤幸生 生活安全課長「20歳未満のタバコは“ゲートウェイドラッグ”、さらに上の刺激のあるものをもとめて薬物に手を染めてしまう傾向がある。もしトラブルになりそうな場合は遠慮なく警察に通報してほしい」
酒田警察署は今後、管内のすべてのスーパーに対し、声がけの徹底を進めていく方針です。