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山形市民会館の跡地を利活用 山形市が検討プロジェクトチームを来年度設置へ

2023年12月5日 18:19
山形市民会館の跡地を利活用 山形市が検討プロジェクトチームを来年度設置へ

山形市中心部の旧県民会館跡地への移転が計画されている山形市民会館を巡り、佐藤孝弘市長は5日、移転後の市民会館跡地の利活用方法を検討するプロジェクトチームを来年度に設置する考えを示しました。

これは5日に開かれた山形市議会の一般質問で佐藤孝弘市長が明らかにしたものです。

山形市・佐藤孝弘市長「現市民会館の敷地については約1万2800平方メートルの面積に加え山形駅や中心商店街にも近い立地条件などにより幅広い用途での利活用が期待されることから来年度庁内にプロジェクトチームを立ち上げ跡地の利活用について検討を進めていく」

現在の山形市民会館は老朽化により、建て替えが必要な時期となっています。このため市は中心市街地の活性化を目指し七日町の旧県民会館の跡地へ移転する方針を2020年に決めました。新たな市民会館建設の設計費などを加えた総事業費はおよそ172億円の見込みで、2029年7月の開館を目指しています。

山形市・佐藤孝弘市長「中心市街地のさらなる活性化や魅力向上につながるよう関係機関の意向も確認しながら様々な可能性を探っていく」

一方、霞城公園の整備計画に伴い2030年度をめどに園内にある県体育館と県武道館の撤去が計画されています。代替施設の整備を巡り、現在、県は「整備は山形市が実施すべき」との考えを示し、「県が整備すべき」とする山形市との間で方向性が異なる状況となっています。これについて佐藤市長は、「利用実態の捉え方など県と認識が異なる点はあるができるだけ早く方向性を示しせるよう話し合いを進めている」と述べました。

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