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二十四節気「霜降」 鶴岡・マツの胴巻き作業「雪が降ったらまた違う景色」に

2024年10月23日 12:02
二十四節気「霜降」 鶴岡・マツの胴巻き作業「雪が降ったらまた違う景色」に

23日は二十四節気で「霜が降りるようになるころ」にあたる「霜降」です。鶴岡市の鶴岡公園で23日朝マツの木の食害を防ぐ冬支度、「胴巻き」作業が始まりました。

毎年、「霜降」にあわせて鶴岡市の鶴岡公園で行われる「松の胴巻き」は60年以上続く冬支度です。木の幹にワラを巻き付け、その中に、マツを食べる害虫をおびき寄せて越冬させることで食害を防ぐ効果があるとされています。23日9時からアカマツやクロマツなど84本の幹にワラを巻きつける作業が始まりました。

胴巻きの作業員「季節変わってきたなと感じますね。冬を感じてもらいながら雪が降ったらまた違う景色になると思うので」

鶴岡公園ではこれまで胴巻きの効果もありマツの食害は出ていないということです。胴巻き作業は今週いっぱい続けられ、冬を迎える準備を整えます。マツに巻いたワラは二十四節気で「冬ごもりしていた虫が暖かさを感じて地上に出てくるころ」にあたる「啓蟄」の来年3月5日に取り外され、害虫とともに焼却される予定です。

最終更新日:2024年10月23日 12:02