冬近づく 山形市の西蔵王高原のウシたちが下牧 200キロ体重が増えた乳牛も
動物たちも冬支度です。山形市の西蔵王高原で27日、春から秋にかけて放牧されていたウシが、下牧しました。ウシは酪農家の元で出産準備に入るということです。
紅葉も終盤に近付いてきた山形市の西蔵王放牧場。牧場では、ことし5月から放牧を開始し、27日までに山形市と天童市の酪農家から乳牛と肉牛、合わせて39頭を受け入れました。この間、ウシたちは牧場を歩き回り、新鮮な牧草を食べて丈夫な体に成長したということです。そして、放牧最終日は、最後まで残っていた19頭を酪農家の元に返すため、市の職員や酪農家などが1頭ずつ、体重を測定したあと、運搬車に乗せていきました。
1頭あたりの体重は、乳牛の平均でおよそ90キロ増えました。中でも、初日から最終日まで放牧されていた乳牛1頭は体重が787キロ。入牧時からおよそ200キロ増加したということです。
「夏の間の気候も良く新鮮な草を食べてのびのびと過ごし、ウシはすくすくと大きくなった。特に乳用牛はたくさん牛乳を生産してくれるウシになってくれたら」
放牧場で育った牛たちは、それぞれの酪農家の元へ返され、出産の準備に入るということです。