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町長選は現職と新人の一騎打ち!一方は与党の国会議員、一方は野党系の県知事が激励…与野党の代理戦の様相も

2023年11月3日 18:49
町長選は現職と新人の一騎打ち!一方は与党の国会議員、一方は野党系の県知事が激励…与野党の代理戦の様相も

現職と新人の合わせて2人が立候補し、12年ぶりの選挙戦となった山形県の大石田町長選挙は連日、激しい舌戦が繰り広げられています。候補者2人の選挙戦を追いました。

大石田町長選に立候補しているのは届け出順に新人で醸造会社社長の庄司中さん(45)と現職で再選を目指す村岡藤弥さん(63)の2人です。

庄司さんは大石田町の前の町長庄司喜與太さんの長男で、ことし9月に出馬の意思を固めました。民間で培った経験を活かし、自ら先頭に立った地元企業の販路拡大や企業誘致による雇用創出。また0歳児からの保育無料化や子育て世代が入居できる住宅の建設など子育て支援を公約に掲げています。

庄司候補「子育て支援の充実と子どもたちの教育に力を入れたい。 大石田の文化や歴史にふれて郷土愛あふれる子どもたちになるような教育をしたい」

先月には、吉村知事が庄司さんの事務所を訪問し、激励したほか、総決起集会ではメッセージを寄せました。

吉村知事メッセージ代読「大石田町と山形県の発展のためこれまで培ってきた経験を活かし 次世代にタスキをつなぐための まちづくりを目指しさらなるご活躍を期待する」

庄司候補「町民の声を聞いて回ると大石田の現状に危機感を持っていると感じた。沈んだ流れを変えることが今度の町長の最大の仕事であり、 それを私が前面に立ってやっていく。新しいチャレンジを自らやっていく」

「次世代へ虹をかける」をスローガンに掲げ、将来の大石田町を見据えた町政の実現を目指します。

村岡さんは町議を5期務めたあと、前回の町長選で無投票で初当選。新型コロナや2020年7月の豪雨災害での対応など1期目の実績を強調しています。国と連携して、最上川の堤防や橋などの整備とまちづくりを一体で行う「かわまちづくり支援事業」を進め、町と関わりがある人や通勤や観光などで町を訪れる人を増やすためにJR大石田駅周辺の整備などを公約に掲げています。

村岡候補「大石田駅はインバウンドの方々が本当に多い。駅周りの支援やかわまちづくりの新しいスペースに人を呼び込めるような事業にできると思っている」

自民党大石田町支部と公明党県本部から推薦を受け、先月の総決起集会には鈴木憲和衆院議員が駆け付けました。

鈴木憲和衆院議員「(2020年7月豪雨と)同じような雨が降ったとしても もう一度大石田町が心配になるような状況は作らないように私たちの責任でやろうと。前に向かって大石田があの時からがらっと変わったと言わせる4年間に必ずさせていただく」

村岡候補「この大石田町をさらにパワーアップ、いいものにしていかなければいけない大変大きな時。これからの4年間、今一度町長に就かせていただき進めていきたい」

「町民目線を大切に」をスローガンに据えて、政権与党と連動した水害・治水対策やまちづくり事業の推進を訴えます。2011年以来、12年ぶりの選挙戦が繰り広げられる大石田町長選は11月5日に投開票が行われます。