暖冬で凍霜害に加え 少雪によるため池の水不足を懸念 山形県内のJA関係者
山形県内のJA関係者は27日、この暖冬による雪解け水の不足が農作物へ与える影響について懸念を示しました。
JA山形中央会大武義孝参事「特に果樹については今から凍霜害の心配もされている。いい作柄になるよう何とか天候には持ち直してもらいたい」
今シーズンの記録的暖冬について、サクランボを始めとする果樹の生育が早まることで、春先に霜や凍結による被害が発生しやすくなると予想されています。これについて県は凍霜害の対策会議を大幅に前倒しするなど対策に取り組んでいく方針を示しています。
こうしたなか県内のJA関係者は果樹の霜や凍結による被害のほか、暖冬で雪が積もらず、春先に農業用水として使う雪解け水が不足する懸念があると指摘しました。
JA山形中央会大武義孝参事「ため池に水をためていてため池から水を取っている水稲農家は水不足を心配している話も聞いている」
JAはどんな気象条件でも万全にができるよう農家に対し指導していくとしています。