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新たな山形県立博物館の移転整備へ 基本構想の検討委員会始まる

2024年7月17日 12:20
新たな山形県立博物館の移転整備へ 基本構想の検討委員会始まる

老朽化が進む山形県立博物館の移転整備に向け、新たな施設のコンセプトや立地の条件などを盛り込んだ基本構想の検討委員会が16日に始まりました。

山形市の霞城公園内にある山形県立博物館は、開館から53年目となり、施設の老朽化が進んでいることから、県は、移転と新たな施設の整備に向けた検討を進めています。

今年度は、新たな博物館のコンセプトや機能、立地の条件などを盛り込んだ基本構想の策定に向け、有識者の意見を聞く検討委員会が設置されました。16日の第1回の会議では、委員から今後の議論に向けた意見が出されました。

委員「山形の元々あった地域の価値をもう一度見出していく、それを社会に戻していく、様々なことを行政に期待されているが、そこに応えていくのも1つの方法」「基本構想で押さえるべきところは、なぜこの事業が必要で、誰にとって必要なのかを明確にすべき」

県では、新たな博物館の開館までにこれから10年ほどかかると見込んでいます。基本構想は今後、委員会での議論を経て今年度中に中間の取りまとめを行い、来年度中に策定される予定です。