「美術館存続を!」笛吹市へ署名と要望書を提出【山梨】
老朽化などを理由に統合が検討されている笛吹市一宮町の市立青楓美術館について存続や拡充を求め、市民団体が市に要望書を提出しました。
要望書を提出したのは市内で文化活動などに取り組む市民有志の団体です。
29日、団体の代表者らが笛吹市役所を訪れ美術館存続を求める市内外の6522人分の署名と要望書を提出しました。
青楓美術館は1974年建設で市教育委員会はこれまでに耐震性やバリアフリー化などに課題があるとして、2025年までに春日居町にある春日居郷土資料館への統合が検討されていました。
要望書では青楓美術館の存続とカフェの新設など収益性アップに向けた施設の拡充などを求めています。
提出は一部非公開で行われ団体などによりますと、要望書を受け取った山下政樹市長は再検討も視野に「市内の文化施設の在り方について総合的に判断する必要がある」と述べたということです。
市民団体は署名を継続してできるだけ多くの市民に現状の周知を図りたいとしています。