アートで探る AIが持ち得ない人間の力 山梨県立美術館でコレクション展
甲府市の山梨県立美術館でコレクション展「人間とはー2023『コロナ後』ー」が開催されています。
生成AIなど人工知能の存在が注目される中、人間の存在という根源的な問いについて、展示した70点の作品を通して問いかけています。
荒木美穂キャスター
「作品はテーマごと5つに分けられていて、こちらは「働く姿」のコーナーです。手作業で魚を干したり麦をひいたり…昔ながらの方法で人間が働く姿が描かれています」
桑原福保の「或る日の家族」は庭仕事をする夫を家族が見守る。平和な日常のように見えますが、実は夫が掘っているのは防空壕。戦時中の家族の一コマが切り取られています。
会場では絵画や版画のほか立体作品など主に山梨ゆかりの作家によるおよそ70点を展示。人間のエネルギーや絆を感じる作品が紹介されています。
コレクション展は12月3日まで開かれています。