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山中湖で「はらぼて祭り」妊婦らがみこしに長い列「無事に生まれて」安産願う 山梨県

2024年9月6日 19:15
山中湖で「はらぼて祭り」妊婦らがみこしに長い列「無事に生まれて」安産願う 山梨県

 富士山の麓、山梨県山中湖村に古くから伝わる「安産祭り」が5日夜にクライマックスを迎え、大勢の妊婦らがみこしに連なり、安全や子供の健やかな成長を願いしました。

 4日から始まった「安産まつり」は山中湖村にある山中諏訪神社の例大祭で、別名「はらぼて祭り」と呼ばれています。神社には子宝や安産の神様「豊玉姫命」が祭られていて毎年、大勢の人が祈願に訪れます。

佐藤記者
「御旅所から諏訪神社を目指し、みこしが出発しました。担ぎ手たちの熱気でいっぱいです」

 祭りでは御旅所と呼ばれるみこしの休憩所から、約1.5キロ先の神社の本殿に向かって村内を練り歩きます。みこしに触るとご利益があるとされていて、妊婦や親子連れなどがみこしに集まり始めます。

 そして、夜も更けた午後11時過ぎ、みこしが境内に入ると…担ぎ手の威勢の良い掛け声に続いて大勢の人々がみこしの後ろに長い列をつくり、掛け声を上げます。御神木の周囲を約30分かけて3回まわり、祭りはクライマックスを迎えました。

参加者は
「今39週目で来週予定日です。無事に生まれてきてほしいなって、それだけです」「去年(祭りに)参加して今年1月に生まれて、きょうはお礼参りに。これから健康にすくすくと育ってくれればいいなと思っています」

 祭りは6日に最終日を迎え、奉納相撲などが行われました。

最終更新日:2024年9月6日 19:15
    山梨放送