“値上げの春”到来 食品、水道料、ワクチン、保険料… 負担増ズシリ 山梨県
消費者にとってはつらい“値上げの春”の到来です。
帝国データバンクによりますと、4月から主要食品メーカー195社が計2806品目を値上げします。
去年10月に約4700品目が値上がりして以降、値上がりする品目数は落ちついていましたが、 4月は2806品目と半年ぶりに2千品目を超えました。
4月の値上げで顕著なのは、ハム・ソーセージなどの畜肉製品や冷凍食品などの“加工食品”で、2077品目と全体の7割以上を占めました。
次いで多いのは、だし製品やケチャップなどの調味料が369品目。
また、ウイスキーや即席コーヒーなどの酒類・飲料が287品目で値上がりしました。
原材料価格の高騰、人件費や物流費の増加、円安の長期化などが要因です。
さらに、4月は食品以外にも、エネルギー費などの値上げが相次いでいます。
甲府市と昭和町などに給水する甲府市上下水道局は、老朽化した水道管の更新などを理由に9.37%の値上げを行い、4人暮らしの一般世帯で月額520円の負担増となります。
また、新型コロナ関連では公費による負担終了に伴い、治療薬やワクチン接種の自己負担が大幅に増えます。
さらに、高齢者は年齢や収入に応じて、公的医療保険料や介護保険料が引き上げられます。
加えて、5月以降は電気料金やガス料金も値上げが予定されています。