河口湖でワカサギの採卵作業始まる -9.8℃の寒さの中 全国の湖に出荷へ 山梨
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21日朝も県内は寒気の影響で冷え込みました。最低気温-9.8℃を記録した河口湖では厳しい寒さの中、ワカサギの採卵作業が始まっています。
冬場はワカサギ釣りが人気の河口湖。河口湖漁協ではワカサギの安定確保のために採卵してふ化させ、育てた稚魚を湖に放流しています。漁協によりますと、ワカサギの採卵をしているのは全国でも4か所だけということです。
21日は湖で捕獲したワカサギがいけすの中で生んだ卵を組合員が回収し、人工ふ化器の中に入れていきました。卵は10日ほどでふ化し、ある程度の大きさまで育つと近くの川から河口湖へと放流されます。
今年は天候に恵まれ、20日だけで採卵用のワカサギが約120キロ水揚げされるなど、採卵作業は順調な滑り出しだということです。
河口湖漁協 礒辺武樹さん
「河口湖のワカサギが絶えることは無いようにして卵も全国の湖に分譲しているのでそちらの湖でも楽しんでもらいワカサギは美味しい魚なのでぜひ釣って食べてほしい」
ワカサギの採卵作業は3月中旬にピークを迎え、河口湖産の卵は近くの西湖や精進湖のほか、県外の湖にも出荷されるということです。