ガソリン1年4か月ぶり180円台に お隣・長野から“越境給油”相次ぐワケ 山梨
ガソリン価格の高騰に歯止めがかかりません。県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は183.5円と1年4カ月ぶりに180円台に突入しました。こうした中、北杜市のガソリンスタンドではお隣・長野県から“越境給油”に訪れるドライバーが相次いでいます。
石油情報センターによりますと、20日時点の県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は183.5円と前の週から3.9円上昇しました。180円台となるのはおととし9月以来、1年4カ月ぶりです。
こうした中、北杜市高根町清里のガソリンスタンドには、ガソリン価格が全国で最も高い長野県から“越境給油”に訪れるドライバーが相次いでいます。
こちらのガソリンスタンドではここ2か月で、長野ナンバーの車が2割ほど増加。背景には長野県のガソリンの平均価格がレギュラーで193.5円と山梨県より10円ほど高値となっている状況があります。
長野県から給油に来たドライバーは
「長野県は異常。県境に住んでいるから少し出れば山梨県だから、山梨県でみんな入れてる。10円くらい違っちゃうから、来る価値あるよ!」「ここまで20キロちょっとかな。また補助を復活してほしいですよね。多少でも安くなるので」
清里給油所 松島一則 社長
「できるだけ安い価格で提供できれば一番だが、ここまで仕入れコストもかかってくると上げざるを得ないという状況なので、その中でもサービスの品質を向上させながらリピートしてもらえるような対応をしていきたい」
国の補助金縮小に伴いガソリン価格は今後、185円台まで小幅に値上がりを続ける見通しです。