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中小企業が合同入社式 “就活”売り手市場の中… 賃上げの動きも 山梨県

2024年4月3日 19:13
中小企業が合同入社式  “就活”売り手市場の中… 賃上げの動きも 山梨県

県内中小企業の合同入社式が3日、昭和町で開かれました。

求職者優位といわれる中、新入社員からは雰囲気や働きやすさを重視したとの声が聞かれました。

新入生代表 あいさつ
「これまで支えてくれた愛知に残っている父母弟、この場をお借りしてお礼を言います。ありがとうございます。俺はがんばっている」

合同入社式は採用数が少ない中小企業の新入社員に、業界の垣根を超えて仲間を作ってもらおうと毎年開催されているもので、今年度は21社が参加しました。

近年の就職・採用活動は売り手市場といわれ、特に地方の企業は人材確保や定着率の向上に悩んでいます。

県中小企業家同友会 田中昇 代表理事
「人材をいかに確保するかが、これからの企業の成長に関わってくる。社員が辞めない会社をつくることが大前提。その中でいかに求人ができるか」

こうした中、県内でも多くの企業が賃上げにかじを切ります。

帝国データバンク甲府支店によりますと、今年度、正社員の賃上げを見込んでいる県内企業は約6割で調査開始以降、最多となりました。

HアンドSクリエイト 栗原広行 代表取締役
「私たちが新入社員で入った時より、少し多めな金額にしているつもり。やりがいを感じるような金額になっている」

新入社員の中には、実際に売り手市場を肌で感じた人もー

新入社員は
「(企業説明会では)どうですかと声かけが多くて、自分から声をかけに行って説明を聞く形だと思っていたのでびっくり」「笑顔があふれている会社なので、いいと思って選んだ」「前の会社がブラックだった。社の雰囲気を意識して自分に合う会社を選んだ」

出席した新入社員は今後、それぞれの企業で働きながら、交流を深めます。

    山梨放送