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富士吉田市の堀内市長「上限をより厳しく」 富士山登山の規制案巡り 山梨県

2023年12月22日 19:35
富士吉田市の堀内市長「上限をより厳しく」 富士山登山の規制案巡り 山梨県
5合目へのゲートの設置などを盛り込んだ、山梨県の富士山登山の規制案を巡る地元の反応です。富士吉田市の堀内茂市長は22日、弾丸登山の防止に期待感を示した一方、登山者数の上限は厳しくするよう求めました。

取材に応じた堀内市長は、5合目へのゲートの設置や夕方から未明の登山禁止などを盛り込んだ、県の富士山登山の規制案をおおむね評価。ただ、県の案では、1日の登山者数の上限を4,000人としていて、堀内市長は厳しくする必要性を指摘しました。

富士吉田市 堀内茂市長
「一挙に弾丸登山の撲滅に近い状態になると思う。現実的には、制限は3,000人とか2,500人で設定した方がいいのでないか」

また、富士山ガイドの一人も「規制には賛成」とした上で、山小屋全体の収容人数が2,000人であることを前提に、「上限4,000人の根拠を示してほしい」と注文。富士河口湖町観光連盟の山下茂理事長は「規制より指導員らの配置を強化し安全を確保する方がいい」などとしました。

一方、22日は富士スバルラインに関する検討委員会が開かれ、来年のマイカー規制期間を今年より9日間前倒しし、過去最も長い7月5日から9月10日までの68日間としました。

山梨県側の開山期間は例年通り7月1日から9月10日の予定です。
山梨放送