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「120%の安全で」県内初 19歳のバス運転手がデビュー 取得年齢引き下げ受け 山梨県

2024年6月13日 20:50
「120%の安全で」県内初 19歳のバス運転手がデビュー 取得年齢引き下げ受け 山梨県

 バスやタクシーの運転免許を取得できる年齢が引き下げられたことを受け13日、県内では初とみられる19歳のバス運転手がデビューしました。

 13日午後7時10分、JR甲府駅北口のバス停から、一台の路線バスが出発しました。

 運転しているのは富士急バスの内藤優斗さん19歳です。

 内藤さんは今年2月に富士急バスに入社し、3月にバスの運転に必要な大型二種免許を取得。

 路線バスの運転手としてきょうデビューを迎えました。

富士急バス 運転手内藤優斗さん(19)
「幼稚園のころから(バスの)運転手になりたくて憧れというか夢を叶えました。120%の安心安全を求めて自分も走っているので事故をしないようにという感じです。(県内19歳の初ドライバーとして)誇りを持って頑張っていきたい」

 バスやタクシーの運転に必要な二種免許の受験資格はおととし5月の法改正で「21歳以上」から「19歳以上」に引き下げられました。

 業界で人手不足や高齢化などが課題となる中、内藤さんのような若手運転手の活躍が期待されています。

富士急バス甲府営業所 寶賢如 所長
「(運転手の)平均年齢が高いので当社の場合なら55歳なので、(若い運転手に)職場内が明るくなったりとか、長く将来性があることに期待を持っています」

 富士急バスでは今後も教育体制の充実を図るなど、若手運転手の採用に力を入れていく方針です。

    山梨放送