多くの小学校で入学式 少子化で新入生1人の学校も 山梨県
県内の小学校は5日、入学式のピークを迎えました。
少子化が進む中、新1年生がたった1人という学校もあります。
昭和町の西条小学校では在校生や保護者が見守る中、新1年生83人が入場しました。
入学式では古屋正樹校長が「いっぱい遊んで勉強し楽しい毎日を送ってください」とお祝いの言葉を贈りました。
新1年生の合唱
「1年生になった~ら♪」
この後、教室に移動した子どもたちは少し緊張した様子で、初めての学級活動に臨んでいました。
一方、富士河口湖町の西浜小学校。
入学式で上級生に連れられ、花道を歩くのは渡辺陸斗くん。
この春、西浜小に入学した、ただ1人の新1年生です。
西浜小で新入生が「1人」になったのは1892年の開校以来初めてで、在校生21人も渡辺君を心待ちにしていました。
児童の代表は
「西浜小学校の新しい仲間が増えて、一緒に遊んだり学んだりがんばりたいと思います」
式では少し緊張した様子の陸斗くんでしたが、担任の先生に名前を呼ばれると、元気よく返事ができました。
新1年生 渡辺陸斗君
「勉強したい。足し算をがんばります」
式のあと教室へ案内された陸斗さん、新しく始まる学校生活に胸が高鳴っている様子でした。