【速報】死亡ひき逃げ事件 59歳の男逮捕 容疑を一部否認 被害者は神奈川の男性 山梨

　8日早朝、北杜市の市道で血を流して倒れていた男性が死亡したひき逃げ事件で、男性を車ではねたまま逃走したとして、59歳の契約社員の男が逮捕されました。

　ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは北杜市高根町清里の契約社員、長田正秀容疑者（59）です。

　警察によりますと、長田容疑者は8日午前4時10分ごろ、北杜市高根町長沢の国道141号で軽乗用車を運転中に前方の男性をはねたにもかかわらず、そのまま現場から逃走した疑いが持たれています。

　はねられた男性は道路脇のガードレールを越えて約8ｍ下の市道に落下したとみられます。午前5時50分ごろ、「高齢の男性が頭から血を流して倒れている」と119番通報があり、病院に搬送されましたが死亡が確認されました。

　亡くなったのは神奈川県相模原市緑区向原の無職、輿水勲さん（81）で、現場付近にある別荘に来ていたということです。

　防犯カメラの映像や現場に残されていた車の破片やタイヤ痕などから長田容疑者が浮上し、警察は任意で事情を聞いていましたが、容疑が固まったとして逮捕しました。

　調べに対し、長田容疑者は「事故を起こしたことに間違いないが、人にケガを負わせたという認識はなかった」などと容疑を一部否認しているということです。

　警察は事故当時の詳しい状況を調べています。