「誤解を解きたかった」同僚女性を殺害・遺棄 元団体職員の男を起訴 甲府地検 山梨県
甲府市の女性が殺害され、身延町の河川敷に遺棄された殺人死体遺棄事件で、甲府地検は11日、同僚だった元団体職員の男を殺人と死体遺棄の罪で起訴しました。
警察の調べに対し、男は「誤解を解きたかった」などと供述しているということです。
殺人と死体遺棄の罪で起訴されたのは、甲府市の元団体職員、小棹将太被告(35)です。
起訴状などによりますと、小棹被告は4月30日、甲府市下飯田の勤務先の駐車場で、同僚だった甲府市の女性(40)の首を両手で絞めて殺害し、遺体を車で運び身延町の河川敷に投げ捨てたとされます。
警察の調べに対し、小棹被告は女性の殺害と遺棄を認めています。
小棹被告は犯行当日、女性へのつきまとい行為を上司からとがめられていて、捜査関係者によりますと、「誤解を解くために話そうと思ったが断られ、もみ合いになり首を絞めた」などと供述しているということです。
警察は自分の一方的な好意が受け入れられなかった逆恨みなどが犯行の背景にあるとみています。
一方、甲府地検は小棹被告の認否について、公判に影響があるとして明らかにしていません。