SNSで話題!JR小海線・小淵沢駅の「ウサギ型」パンチ穴 7年越しで人気に 山梨県
北杜市のJR小海線・小淵沢駅のユニークな取り組みがSNSで話題となっています。
SNSに投稿された1枚の写真。
先月に投稿されると、1カ月ほどで1万5000もの「いいね」がつきました。
話題となっているのは、切符に開けられたウサギ型のパンチ穴です。
普段は普通の丸いパンチ穴の挟みで切符を切っていますが、希望者や家族連れにはウサギ型の穴も一緒に開けています。
旅の思い出になってもらえればと、7年前に当時の駅員が始めたサービスでしたが、今になって若者や家族連れに注目されています。
観光客は
「(このサービスは)全く初めてで、普段はICカードを使っていて、きょうは旅行で切符をたまたま使ったので、いい機会になった」「動物が好きだから、こういう子どもにとって分かりやすいものだとうれしい」「ウサギさんでよかったね」
JR東日本八王子支社広報 荒木千智さん
「多くのお客様から人気をいただいていて、特に小さなお子様から人気。お客様の方から『ウサギの穴を押してください』と言ってもらうことが多い」
JR東日本によりますと、全国的に地方路線は高齢化やコロナ禍での利用者の減少などを背景に赤字路線が増えていて、小海線も2022年度は14億7000万円の赤字となりました。
こうした赤字路線の維持は経営課題になっていて、JR東日本は沿線自治体に設備費用の負担などで協力を求めています。
JR東日本八王子支社広報 荒木千智さん
「実績としては残念ながら、赤字路線として公表していますが、今年、小淵沢駅は開業120年を迎えるメモリアルイヤーですので、今後もこのような取り組みを続けて、小淵沢駅から北杜市の魅力を発信して、より元気にしていきたいと思っています」
赤字路線ではあっても、地域で愛される「小さな駅」の「小さなサービス」が利用者の心をつかんでいます。