インフルとコロナ同時流行に危機感 専門家「感染症対策の徹底を」 山梨県
季節性インフルエンザと新型コロナウイルスの流行が拡大です。山梨県は医療機関が休業する年末年始の同時流行に強い危機感を示し、感染対策の徹底を呼びかけています。
県によりますと、12月17日までの1週間の県内定点医療機関の患者数はインフルエンザが約1100人、新型コロナは約390人と、いずれも前週より増える見通しです。
県は感染者の年代について「徐々に、幅広い年代で感染が確認され始めている」と指摘。特に今年は新型コロナ対策の緩和に伴い、年末年始に通常の倍となる医療機関で診療できる体制はとらないため、県感染症対策センターの藤井充総長は医療体制の維持のため感染対策の徹底を強く呼びかけました。
山梨県感染症対策センター 藤井充総長
「極めて高い危機意識を持っている。インフルエンザは去年よりもかなり高い水準で流行が続いている。一人一人が自覚して対策を実行してほしい」