「負担軽減へ積極活用を」介護ロボットの展示会 最新技術を紹介 山梨県
担い手不足が深刻な介護の現場で、介護者の負担軽減につながる「介護ロボット」の展示・体験会が7日、甲府市で開かれました。
会場には介護ロボットを扱うメーカー15社が出展し、訪れた介護事業所の職員らに体の負担を和らげるスーツやベッドから車いすへの移動を支援する機器などを説明しました。
佐藤記者
「会場では体の負担を軽減する機器が展示される中、今回注目を集めるのはセンサーを使った見守り支援です」
センサーが搭載された機器を使うことで、介護される人の様子や居場所をスマートフォンなどで確認でき、介護福祉士の見守り業務の負担を減らすことが期待されています。
県は国の財源を活用し介護事業所のロボット導入を補助していて、2015年から2021年の7年間で県内40の事業所が255台を導入したということです。
県健康長寿推進課 佐原淳仁 課長
「人手不足や負担の大きい仕事ということがありますので、ロボットを積極的に活用いただきまして、業務負担の軽減あるいは効率化、そういったことにロボットが役立っていけば質の高いサービスが提供できるというふうに考えております」
県は「補助金を活用しながらロボット導入を進めてほしい」としています。