重さ100キロ超 上野原でトンネル銘板3枚盗まれる 被害額100万円以上か 山梨県
上野原市のトンネルに設置されていた重さ100キロ以上のものを含む銘板3枚がなくなっていたことが、16日までに分かりました。
市は何者かに盗まれたとみて、今月中にも警察に被害届を出す方針です。
半田記者「上野原市の林道に来ています。高さ6メートルを超える場所にトンネルの名称が書かれた銘板が設置されていましたが、今では跡だけがくっきり残った状態となっています」
盗まれたのは、上野原市秋山の県道と大月市梁川町の国道20号を結ぶ広域基幹林道にある「大地峠トンネル」に設置されていた銘板3枚です。
市によりますと、被害は去年、道路整備を行う業者からの通報で発覚しました。
盗まれた「大地峠トンネル」と書かれた銘板は横幅3メートルで、重さは100キロ以上あります。
ほかの2枚には工事完成日などが刻まれていて、いずれもコンクリートの台座にボルトを打ち込んで設置されていました。
被害額は少なくとも100万円以上に上るということです。
大地峠トンネルがある林道は2019年に県の工事が終了して以降も、 大月市側の一部区間で土砂崩落の恐れや道路が未舗装な状態であることから、未だ全面開通には至っておらず、車の通行がほとんどない場所です。
市は16日、警察に被害状況を説明し、今月中にも被害届を提出する方針です。