インターハイ代表は山梨学院に! 2年生FWの値千金ヘッドで3連覇 高校サッカー
サッカー男子の全国高校総体(インターハイ)山梨県予選決勝が16日、甲府市の「JIT リサイクルインク スタジアム」で行われ、山梨学院が帝京第三に1-0(0-0、1-0)で競り勝ち、3連覇を達成。8回目となるインターハイへの出場切符をつかみました。
決勝は2年連続で同じカードに。前半5分、山梨学院のFW関塚力登(3年)がロングフィードから相手守備陣の裏へ抜け出しますが、帝京第三の守備陣がシュートを阻止しました。
さらに山梨学院は23分、右サイドを深く進入した関口が折り返し、最後はゴール正面でFW小河原瑛太(3年)が合わせますが、ネットは揺らせません。
前回大会準優勝の雪辱を狙う帝京第三は27分、MF朝比奈漱(3年)のミドルシュートで応戦。後半19分には中盤でボールを奪うと、朝比奈が持ち上がり、途中出場のMF飯島寛太(3年)が右足で強烈なシュートを放ちますが、わずかに枠を外れました。
一進一退の攻防が続く中、均衡が破れたのは後半27分。山梨学院はコーナーキックのチャンスをつかむと、DF鈴木琉斗(3年)のキックに、途中出場のFWオノボフランシス日華がヘディングで合わせ、先制ゴール。2年生FWが起用に応えました。
帝京第三は終盤まで食らいつきますが、山梨学院の守備陣も最後まで集中力を切らさず、逃げ切りました。
オノボフランシス日華選手は「『ゴールを決めてこい』と言われた。チャンスがセットプレーしかなかった。『絶対自分が決めてやろう』という気持ちで突っ込んだ」と話しました。
ゲームキャプテンの根岸真選手は「すごくうれしい。一番の大きな目標はインターハイ優勝なので、そこへ向かって一戦一戦、戦って頑張りたい」と決意を述べました。