センバツ日本航空石川 サヨナラの好機も 最後まで戦い抜く 地震で山梨を練習拠点に

第96回選抜高校野球大会は25日、大会6日目を迎え、能登半島地震で被災し、山梨に避難した日本航空石川が1回戦で常総学院（茨城）と対戦。0-1で惜しくも敗れました。

日本航空石川は今大会の1回戦最後の試合に登場。先発の左腕・猶明光絆（1年）が好投を見せますが、6回に1失点。

打線は9回裏、先頭の3番で主将・寳田一慧（2年）が四球を選ぶと、盗塁を成功させて無死2塁に。5番・段日向樹（2年）もライト前にヒットを放ち、1死1、3塁と長打でサヨナラのチャンスを作りましたが、後続が併殺打に倒れました。

ただ、苦難を乗り越え、甲子園球場から被災地に向け、最後まで諦めない姿勢を見せ続けました。

能登半島地震の影響で、野球部は系列校の日本航空高（甲斐市）に避難。山梨に練習拠点を移し、4年ぶり3回目となる春の夢舞台に備えてきました。