【速報】万博への子ども招待「参加希望」学校が1500校を超える 一方で約40校は「不参加」を表明
吉村洋文・大阪府知事（10日）
大阪府が2025年の大阪・関西万博に子どもたちを無料で招待する事業について、大阪府の吉村洋文知事は10日、参加を希望する学校が対象の約8割となる1526校に上ったことを明かしました。一方で、40校は「不参加」と回答したということです。
大阪府は、府内に住む4歳から高校生までを無料で万博に招待することにしていて、約1900ある学校に対して校外学習など学校単位で参加するかどうかの意向を回答するよう求めていました。5月末の期限までに約1740校から回答があり、全体の約7割にあたる約1390校が「希望する」と回答していました。
10日の定例会見で吉村知事は、各学校への確認を進めたところ、7月2日時点で、「希望する」と回答した学校は全体の約8割となる1526校にまで増加したと発表しました。「未定・検討中」は275校で、40校は「不参加」と回答しているということです。
吉村知事は「万博が子どもたちにとって教育的な意義があると判断する校長先生が増えたということだと思う。移動手段や休憩スペースなど実務的な課題はまだあるので、詳細な課題を今後さらに深掘りをしていく」とコメントしています。
学校単位での万博への無料招待事業をめぐっては、会場への交通・緊急時の医療体制への不安や建設現場でメタンガスの爆発が起きたことなどを理由に、6月、教職員組合が事業の中止を求める申し入れを行っています。
