×

「死ね死ね死ね」「地獄に落ちろ」携帯に…いじめで不登校になり児童転校 学校の対応遅れが原因と提訴

2024年7月16日 18:51
「死ね死ね死ね」「地獄に落ちろ」携帯に…いじめで不登校になり児童転校 学校の対応遅れが原因と提訴

 3年前、兵庫県芦屋市の小学校で、女子児童がいじめを受け、転校を余儀なくされたのは学校の対応の遅れが原因だったとして、保護者らが損害賠償を求める訴えを起こしました。

 訴えを起こしたのは、芦屋市立の小学校に通っていた当時小学4年生だった女子児童の保護者らです。訴状によりますと2021年、女子児童は同級生から「死ね」「地獄に落ちろ」などと、悪口が書かれた携帯電話のメッセージを見せられるなどのいじめを受け、不登校になりました。

 女子児童はいじめを訴えたものの、学校が重大事態と認定したのは認知から約7か月後で、第三者委員会の調査が始まったのはさらに4か月後でした。
 女子児童は不登校がちのまま去年転校していて、保護者らは、学校の対応の遅れが転校につながったなどとして、市に対し約540万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。

 保護者
「まだ病院には通っているので、転校したから終わりとこちらは思っていませんし、将来このことが精神的にも身体的にもどう影響するかがわからない状況で、何かあったときに、このときやっておけばって後悔だけはしたくなかった」

 市は「訴状が届いていないためコメントできない」としています。

読売テレビのニュース