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「既婚を理由に性別変更できないのは違憲」LGBT女性が審判申し立て「世の中は変わってきている」

2024年7月16日 18:53
「既婚を理由に性別変更できないのは違憲」LGBT女性が審判申し立て「世の中は変わってきている」

 トランスジェンダーの女性が、「結婚している」ことを理由に性別変更ができないのは憲法違反にあたるとして、家庭裁判所に審判の申し立てを行いました。

 京都市内に住む50代のトランスジェンダーの女性は、法律上の性別は男性で、9年前に妻である女性と結婚しましたが、その後は、妻の理解を得て女性として生活しています。現在の法律では、性別を変更するために「結婚していないこと」が要件の1つに定められていますが、変更のために離婚を強いられるのは人権侵害で憲法に違反すると主張。家庭裁判所に性別変更を認めるよう求めています。

 トランスジェンダーの女性
「今こうやって生きている私の性別の実態に(戸籍などの)書類が追いかけてきてほしい。(戸籍などの)書類のほうを合わせてほしい」

 代理人によりますと、性別変更における「非婚」の要件について、最高裁は2020年に「合憲」との判断を示していますが、トランスジェンダーの女性らは「あきらめるのは簡単だが、世の中は変わってきている」と訴え、最高裁まで争う姿勢を示しています。

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