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金髪のカツラで変装し、電車で遺体運搬か 防カメにキャリーケースを引く様子も 東大阪切断遺体事件 

2025年2月4日 18:59
金髪のカツラで変装し、電車で遺体運搬か 防カメにキャリーケースを引く様子も 東大阪切断遺体事件 

 大阪府東大阪市の山中で男性の切断遺体が見つかった事件で、逮捕された男がカツラで変装した上、遺体をキャリーケースに入れて、電車で運んでいたとみられることがわかりました。

 木村智子記者
「午前9時です。死体遺棄の疑いで逮捕された大木容疑者の身柄が検察庁に送られます。両手で顔を覆って、表情はうかがえません」

 4日朝、送検された大阪市中央区に住む無職の大木滉斗(ひろと)容疑者(28)。去年12月、東大阪市の生駒山地にある空き家などに男性の遺体を遺棄した疑いがもたれています。

 遺体は1月25日、行方不明者の捜索をしていた警察官が見つけました。

 警察の捜索活動を目撃した男性
「ここに40何人か警察官や鑑識課員、私服警察官がいた」

 男性の遺体は40代から50代くらいで、頭部や両腕両脚が切断された状態で見つかり、現在も身元の特定が進められています。

 捜査関係者によりますと、遺棄したとされる日、大阪市内の防犯カメラには大木容疑者とみられる人物が金髪姿でキャリーケースを引っ張る様子が映っていました。

  属ちひろ記者
「防犯カメラには、大木容疑者とみられる人物が近鉄・額田駅から山中に向かう様子が映っていました」

 近鉄・額田駅を降りてきた際には、黒髪に変わっていたというその人物。そのままキャリーケースを引いて、約600メートル離れた遺体が見つかった現場の方向へ1人で歩いていったということです。

 遺体の近くからはよく似たケースが見つかっていて、警察は大木容疑者が金髪のカツラで変装した上、ケースに遺体を入れて、電車と徒歩で遺棄現場まで運んだとみています。

 大木容疑者はその後、行方が分からなくなっていましたが、2日、和歌山県白浜町の観光地「三段壁」で1件の通報がー。

「長時間うろうろしている人がいる」

 大木容疑者は駆けつけた警察官に保護され、その後、逮捕されました。

 大木容疑者の両親は3日、読売テレビの取材に応じ、「暴力とは無縁の子で驚いている」などと話しました。

 大木容疑者の父親
「大学に通うのを途中でやめてしまったが、去年11月末に会った時は『今は契約社員だから、しっかりした仕事に就けるように頑張る』と話していた」

 大木容疑者と被害者の間に一体何があったのか。大木容疑者は調べに対し、「間違いありません」と容疑を認めていて、警察は殺人の疑いも視野に捜査しています。

最終更新日:2025年2月4日 18:59