【速報】見つかった“コンクリート詰め遺体” 逮捕された男の姉の子と特定…死亡は2007年ごろか 男「面倒を見ていた7歳くらいの姉の娘、言うこと聞かずしつけで叩いた」

大阪府八尾市の住宅で、女の子の遺体がコンクリート詰めにされて見つかり、死体遺棄の疑いで41歳の男が逮捕・送検された事件で、警察は17日、遺体は男の姉の子どもと特定したと発表しました。警察によりますと、DNA鑑定の結果などから女の子は飯森容疑者の姉の子供で、2000年生まれ・当時6歳~7歳の岩本玲奈ちゃんであることがわかったということです。
無職の飯森憲幸容疑者(41)は去年11月にコンクリート詰めにされた遺体が入った衣装ケースを八尾市内の住宅に遺棄した疑いで1日、逮捕されました。
先月25日、管理人から「コンクリート詰めの衣装ケースがあるが、元住人と連絡が取れない」と通報を受け、警察官が駆けつけたところ、部屋の押し入れの中に、コンクリート詰めにされた縦45cm、横88cm、高さ35cmの金属製の衣装ケースを発見。
X線で画像診断すると、中に身長1メートルくらいの遺体がミイラ化した状態で丸まっているのが見つかりました。
司法解剖の結果、遺体は身長が約110センチメートルの6~7歳の女の子で、死因は「左腹部臓器に強い力がかかったことによる出血」で、2007年ごろに死亡したとみられています。
飯森容疑者は調べに対し、容疑を認め、捜査関係者によりますと、「遺体は十数年前に面倒を見ていた7歳くらいの姉の娘で、当時、言うことを聞かなかったので、しつけで叩いた。子どもは泣きじゃくったあとに寝たが、朝起きたら冷たくなっていた」と話しているということです。
また、飯森容疑者は「遺体は父親の提案で一緒にコンクリート詰めにした」とも話していて、警察は80代の父親や玲奈ちゃんの母親とみられていた飯森容疑者の姉からも話を聞き、特定にいたったということです。
玲奈ちゃんが生存を確認されたのは、2005年3月に病院を受診した記録が最後で、保育園などには通園していなかったとみられます。警察は、玲奈ちゃんが死亡した経緯を詳しく調べています。