【速報】ドクターイエローが新大阪駅に 限定ツアーを開催 来年1月に引退予定

　JR東海ツアーズは、12日にドクターイエローの体験乗車イベントを開いていて、午後5時半前に新大阪駅にドクターイエローが到着する予定しました。ふだん、ドクターイエローの運行ダイヤは公開されていませんが、今回は到着時刻が公開されていることから、鉄道ファンなどの注目を集め、ホームにもカメラを手にした多くの人が訪れました。

　ドクターイエローは、新幹線の設備や線路の状況などを点検する黄色い塗装が目印の専用車両で、「新幹線のお医者さん」とも呼ばれ、通常は走行時刻が公表されてないことから、見ると幸運になると言われ、子どもたちや鉄道ファンからも人気となっています。

　今回の乗車イベントはJR東海ツアーズが開催したもので、50人限定で東京-新大阪駅間を走るドクターイエローに乗車できるイベントです。車内は2020年に引退した700系をベースにした車両ということで、発表されたツアープランによると午後3時前に東京駅を出発、走行中は「観測ドーム」で検測作業の雰囲気を体験できるほか、1号車の電気検測室や4号車の軌道検測室も見学でき、レールのゆがみを調べる仕組みなどが学べるということです。

　ドクターイエローは、JR東海と西日本がそれぞれ1編成ずつ運行していますが、JR東海は2025年1月に、JR西日本は、2027年以降を目途に運行を終了すると発表しています。車両の老朽化などが理由ということで、2027年以降の検査は、運行している新幹線「N700S」に導入される検査機能で代替する予定だということです。