最大約1400万円減額余地あった クジラ「淀ちゃん」処理費用めぐる問題、監察委員が調査結果公表
2023年、大阪湾で死んだクジラの処理費用をめぐる問題で、外部の監察委員は、業者との交渉などで、最大約1400万円の減額の余地があったとする調査結果を公表しました。
一昨年、大阪湾で死んだクジラの「淀ちゃん」を巡っては、8019万円に上る処理費用の妥当性や、大阪市の職員が業者と会食していた問題などが指摘され、市は去年6月、外部の監察委員に調査を依頼していました。
監察委員は30日、調査報告を公表し、業者との交渉などで最大約1400万円の減額の余地があったとしたほか、業者との会食は不適切で、「ガバナンスが機能していなかった」と指摘しました。
一方、期間の短さや業務の特殊性を考慮するとやむを得ない面があり、「法的に大阪市の『損害』を認定することは困難だ」と判断しました。
大阪市は「再発防止に努めたい」としています。