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自転車の酒気帯び運転で50代男性を6か月以内の運転免許停止処分 11月厳罰化、大阪では初のケース

2024年11月27日 18:54
自転車の酒気帯び運転で50代男性を6か月以内の運転免許停止処分 11月厳罰化、大阪では初のケース

 11月に改正された道路交通法で厳罰化された自転車のルール。大阪府内で自転車の酒気帯び運転に対する初めての処分が出されました。

 大阪府警は自転車の酒気帯び運転で11月に検挙された大阪府内の50代の男性について、26日、6か月以内の運転免許停止処分を行ったと発表しました。

 道路交通法に基づき、「著しく道路における交通の危険を生じさせるおそれがある」と判断されたためで、自転車の酒気帯び運転での免許停止処分は府内で初めてです。

 この処分に街の人は…。

 「車も自転車も飲んだらフラつくからダメだと思う。かわいそうかなとも思うけど」
 「車の免許取るの大変。お金もかかるし期間も長い。自転車で飲酒するのはダメだけど、免停はおかしい」
 「私はめっちゃ賛成。自転車乗ってる人のマナーが悪すぎるねん、最近」

 自転車の酒気帯び運転を巡っては、11月1日から改正道路交通法が施行され、3年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科されることになりました。

 さらに、大阪府は自転車関連事故の死者と重傷者の数が8年連続で全国最多で、警察は取り締まりを強化しています。
 

 (足立キャスター)
 11月から始まった道路交通法による厳罰強化が背景にあります。

 11月から、自転車のルールの罰則も強化されて、自転車で酒気帯び運転した場合は、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が課されるということで、これは刑事罰の対象だということです。

 26日、50代男性が酒気帯び運転で6か月以内の運転免許の停止なんですが、これは行政処分だということです。これが大阪で今回初めてだったということです。刑事罰が課されるかについては、明らかにはなっていないということです。

 (足立キャスター)
 これが異例なことなのかどうかというと、今後は、自転車の酒気帯び運転で検挙されると、全国的に車の運転免許を停止される可能性があるということなんです。

 では免許を持っていない人はというと、大阪府警によりますと、行政処分のしようがない。免許保持者は、持っていない人に比べ、社会的責任は重いということなんです。

 (足立キャスター)
 自転車の飲酒運転は危ないということです。飲酒運転について、警察庁の調査によりますと、「しない」と答えた方は約68%ということです。

 さらに死亡重傷事故率は、お酒を飲んでいない時と比べると、約1.9倍ということです。 

 これほど確率が上がってしまうということで、自転車の飲酒運転には気をつけていただきたい、危険性を認識していただきたいと思います。

最終更新日:2024年11月27日 18:54