【速報】兵庫維新の会 情報流出問題の県議らの処分について24日に党紀委員会で検討へ 岩谷維新幹事長「日本維新として心から深くお詫び」
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日本維新の会の地域支部である「兵庫維新の会」が23日、全体会議を開き、斎藤元彦知事の疑惑に関する百条委員会の音声データを流出させた増山誠県議らについて、24日に党紀委員会を開き、処分を検討することを決めました。
■増山県議は会議前に離党届を提出
斎藤知事の一連の疑惑を調べる百条委員会の委員を辞任した増山誠県議らは、23日午後1時から記者会見を開き、去年10月に非公開で行った証人尋問の音声データをNHK党の立花孝志氏に提供したことについて「流出させたことはルール違反。申し訳ありませんでした」と謝罪し、増山県議は23日付で離党届を提出したことを明らかにしていました。
データを提供した際、元県民局長のプライバシー情報などを記載した「備忘録用」の文書も渡していたことを認め、「(告発者の)不適切な関係は公表すべき」と主張しました。
■音声データの証人尋問は非公開 増山県議は当時賛同
去年10月25日に行われた百条委員会では、片山安孝 前副知事に対する証人尋問が行われましたが、県知事選への影響を避けるためとして、尋問の様子は選挙が終わるまで「非公開」となっていました。しかし、選挙期間中に尋問中のやりとりの音声データがSNS上に流出。片山前副知事が告発者の私的情報について証言するのを、奥谷謙一委員長が制止する様子が収録されていました。
増山県議は会議を非公開とするかどうか多数決をとる場では、「賛成」の立場を表明していましたが、「非公開に賛成したのはそれまでの偏向報道が過熱することを防ぐため」とし、「秘密会にすべきではなかった」と話しました。
■兵庫維新の会は党紀委員会で処分を決定へ
23日に全体会議を開いた兵庫維新の会は、24日に党紀委員会を開き、処分を検討することを決めました。離党届は受理していないということです。
日本維新の会の岩谷良平幹事長は会議後の会見で、「問題を大変重く受け止めている。個人的問題ではなく、背景に兵庫維新のガバナンス体制に問題があったかどうか、しっかりと調査を行い、再発防止に努めなければならない」と述べました。