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寒さ吹き飛ばす恒例の開門神事「福男選び」一番福は17歳、陸上部の高校生「いい一年にできたら」兵庫

2025年1月10日 18:06
寒さ吹き飛ばす恒例の開門神事「福男選び」一番福は17歳、陸上部の高校生「いい一年にできたら」兵庫

 商売繁盛の神様をまつる兵庫県の西宮神社で10日、恒例の福男選びが行われました。参加者5000人の中、今年の一番福を手にしたのは?

 「ドーン!(太鼓)かいもーん(開門)、かいもーん!」

 今年も早朝から、真冬の熱~~い神事が行われました。
 商売繁盛の神様「えべっさん」で知られる兵庫県の西宮神社。十日えびすの、参拝一番乗りを目指し、境内を駆け抜ける恒例の「開門神事・福男選び」です。

 スタート位置を決めるくじ引きには、前日から多くの人が集まり長蛇の列が。

 一番前で並ぶ参加者
(Q:朝何時から並んでいる?)
「朝8時半から並んでます。今年は何としても当てる気で来ました」

 参加者
(Q:どちらから来た?)
「埼玉県から来ました」
(Q:もし当たらなかったら?)
「それはそれで、また思い出なので大丈夫です!」

 そして、ten.からもこの人が…

 渡邊幹也アナウンサー
「お祭りが大好き!読売テレビアナウンサーの渡邊幹也です!私も福男目指します!!」

 実は渡邊アナ。福男選びに深い思い入れがあるようで…
 学生時代に走った経験があり、当時の映像を見ると、先頭集団の中を走る渡邊アナ。
 本人によると、10番目くらいで走り終えたとのこと。

 渡邊アナ
「僕がそもそもアナウンサーを目指した場所がここで、高校3年生の時に参加したときにアナウンサーの方と出会って目指したので、もう一回アナウンサーになって福男をつかみとりたいなって来ました」

 午前0時、運命のくじ引き。門の前に立てるのはわずか108人。
 お祭り男、渡邊幹也。福男への切符をつかめるのか?

 渡邊アナ
「あ~!はずれや!はずれた~」

 寒さだけが残る結果で、あえなく終了。

 渡邊アナ
「これかなと思ったものを変えたんです。迷いがあった。皆さんの走りを見届けます!」

「かいもーん!」

 鈴木潤 記者
「スタートしました。転んだ!もの凄い、もの凄い迫力です」

 太鼓の音を合図に表大門が開かれ、全国から集まった足自慢たちが230メートルの石畳の参道を駆け抜けます。目指すものはみな同じ、「一番福」です。

 渡邊アナ
「さぁ、いま先頭が見えました。そのまま、最後のコーナーを回って一直線!フィニッシュ」

 先頭集団の3人がそのまま見事、福男に!

 今年の一番福を射止めたのは初挑戦の兵庫県宝塚市の高校2年生、大岸史弥さん(17)。陸上部に所属しています。

 一番福・大岸史弥さん
「福男になって全然実感ないんですけど、今年いい一年にできたらいいなと思います」
(Q:福男になったことを誰に伝えたい?)
「きょう来た友達と親や家族に伝えたいです」

 寒さを吹き飛ばす熱い戦いとなった福男選び。たくさんの人に福が届きますように。

最終更新日:2025年1月10日 18:24