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“粉飾”決算の融資金詐欺事件 経営コンサルの男は起訴内容を一部否認 逮捕前の取材に対し粉飾認める

2025年2月14日 12:05
“粉飾”決算の融資金詐欺事件 経営コンサルの男は起訴内容を一部否認 逮捕前の取材に対し粉飾認める

 決算報告書を粉飾し、銀行から約1億円の融資金を だまし取った罪に問われている経営コンサルタントの男の裁判が14日始まり、男は起訴内容を一部否認しました。

 平井登被告(50)は2020年以降、経営コンサルタントとして2つの会社が赤字や債務超過だったにもかかわらず、決算報告書を粉飾して、銀行から合わせて約1億円の融資金をだまし取った罪に問われています。

 平井被告は逮捕前、読売テレビの取材に対し粉飾を認めていましたが、この日の初公判で、入金などの事実は「間違いありません」と認め、弁護側は詐欺罪の成立は争わないとする一方、「雇われ社長の立場で会計帳簿は作成していない」などと起訴内容を一部否認しました

 一方、検察側は「元銀行員で融資実務に精通し、決算報告書の原案を作成していた」などと指摘しました。

最終更新日:2025年2月14日 12:05