【速報】「強い危機感、党の存在意義が揺らいでいる」維新・吉村洋文氏が代表選への『出馬』正式に表明「次世代のため、永田町を変える政党に」
日本維新の会の吉村洋文共同代表が12日午後3時から大阪市内で記者会見を行い、12月1日に行われる代表選に「出馬」することを正式に表明しました。
会見の冒頭で吉村氏は、「選挙結果は非常に厳しいものになり、出馬に際しては非常に悩んだ。私自身が共同代表という立場で、今回の選挙の結果に責任を負う立場でもあり、この間、じっくり考えてきた」と打ち明けました。
吉村氏はその上で、「出馬をするのは非常に強い危機感によるもの。国政政党としての存在意義が揺らいでいる。日本維新の会の価値観をもう一度考える必要がある。維新は目の前にあるりんごの実をもぎとるのではなく、りんごの実がなる『土』を耕す政党。次世代のために存在する政党でありたい。そして、霞が関の一極集中ではなく、道州制を実現し、永田町の文化を変える政党でありたい」と訴えました。
■衆院選で44→38議席に…「野党の中で一人負け」
10月27日に行われた衆院選で、維新は、大阪府の19の小選挙区では全勝したものの、大阪以外の小選挙区で獲得できたのは4議席にとどまったほか、比例票は前回より約300万票減らし、議席は公示前の44議席から6議席減の38議席となりました。
この結果について、吉村共同代表は、これまで「野党の中で一人負けし、100人以上の仲間が落選している。代表選を実施するのが筋だと思う」とした上で、「我々執行部に責任がある」とも話していました。
維新の代表選には、12日までに金村龍那衆院議員(比例南関東)が出馬を表明しているほか、松沢成文参院議員(神奈川選挙区)と空本誠喜衆院議員(広島4区)が出馬への意欲を示しています。一方で、馬場伸幸代表や藤田文武幹事長は出馬しない意向を表明しています。
維新の代表選は11月17日告示、12月1日投開票の予定ですが、立候補するには党所属の国会議員や地方議員、首長の中から50人の推薦人が必要となります。