【速報】一時1ドル=156円台に 米・共和党“トリプルレッド”で円安加速
外国為替市場で円安が進み、円相場は一時1ドル=156円台まで下落しました。156円台をつけるのは今年7月下旬以来、およそ3か月半ぶりです。
アメリカ大統領選挙と同時に行われた連邦議会の選挙で、共和党が下院でも過半数を維持したと現地メディアが報じました。
共和党が大統領と上下両院の多数を占める「トリプルレッド」を達成し、トランプ氏の掲げる政策によってインフレが進みやすくなる、との観測が広がっています。
このためアメリカの長期金利が上昇し、日米の金利の差を意識した円売りドル買いの動きが強まりました。
■トランプトレードが続けば…市場関係者「為替介入の警戒感も」
ある市場関係者は「トランプトレードが続けば1ドル=160円を目指す展開になる可能性もある。そうすれば為替介入の警戒感も高まってくる」と指摘しています。
また別の市場関係者は「トランプトレードが止まらなければ、円安の流れを止めるのは介入しかない」と話しています。