【画像】滋賀・米原市で“土石流”発生　民家や道路に岩や流木が押し寄せる　127世帯に緊急安全確保

　滋賀県米原市で1日午前、大雨の影響により「土石流」が発生し、岩や流木が民家や道路に押し寄せました。今のところけが人はいませんが、米原市は午前11時、警戒レベルがもっとも高い「緊急安全確保」を出して、住民に安全な場所へ避難するよう呼びかけています。

　1日午前10時10分すぎ、米原市伊吹で、住民から「土砂が流れている」と消防に通報がありました。警察や市などによりますと、斜面の土砂が崩れて「土石流」が発生し、岩や流木が道路や民家に流れ込みました。この影響により、県道551号線が通行止めになっています。

　米原市は、1日午前11時、127世帯313人に対し、警戒レベルが最も高い「緊急安全確保」を出し、広域避難所に指定いている「伊吹小学校」などに避難を呼びかけています。けが人は今のところいないということです。

　国土交通省によりますと、土砂崩れが起きた現場近くの米原市上野の観測ポイントでは、午前9時すぎに10分間で15ミリ、午前10時までの1時間に34ミリの激しい雨を記録し、米原市には午前10時20分に大雨警報が発表されています。