【ブラックフライデー】人気のおもちゃから野菜まで 早くもお得セール始まる 子どもも大人も長蛇の列
物価高騰が長引く今年の「ブラックフライデー」は企業や消費者にとって、どんなチャンスとなっているのか。セールの様子を取材しました。
(トイザらス・ベビーザらスなんばパークス店、大阪市浪速区)
開店30分前にもかかわらず、子どもから大人まで並ぶ長蛇の列。
(Q:きょうは何が欲しい?)
「自転車とラキュー(ブロック玩具)」
「孫ちゃんたちからのリクエストがあって、ずいぶんとお得なお値段で買えるそうなので」
おもちゃ・子ども用品を扱う「トイザらス」では、来週に控えた「ブラックフライデー」の特別セールが始まりました。人気のおもちゃが、なんと最大で7割ほど安くなるという破格のセール!
目玉はこちら!おもちゃがたっぷりと入った2種類の「おたのしみ袋」です。約1万2000円相当のおもちゃが3999円で買えるとあり、毎年、開店前から列ができるほど!
山口杏奈 記者
「いまオープンしました。並んでいたお客さんたちはお目当ての商品に一直線です」
しかし、わずか8袋しか用意されておらず、次々となくなっていきます。
山口記者
「開店から わずか2分ほどで、おたのしみ袋が完売しました」
購入者
「おたのしみ袋と木製のスロースターターとピカチュウと全部ゲットできました」
「これほしい!(いるのー?)うん!いるよ!」
「えー!誕生日プレゼントとクリスマスがセットだね」
ついつい、財布の紐が緩んでしまいそうです。
そもそもブラックフライデーとは、アメリカで始まった年末商戦のこと。
11月の第4木曜日を感謝祭の日とし、その翌日である金曜日にセールを行うことで、「店が黒字になる金曜日」。通称「ブラックフライデー」と呼ばれるようになりました。(諸説あり)
今年の「ブラックフライデー」は29日なのですが、日本では数週間前からセールを実施するのが一般的に。日本で10年前から先駆けてスタートした「トイザらス」も、今年は史上最長のセール期間を設定しました。
一足先にセールを始めた店はほかにも!
(イオン 大阪ドームシティ店 大阪市西区)
有吉優海 記者
「きょうは20日、水曜日なのですが、このようにブラックフライデーの“プレ”セールがすでに始まっています」
イオンでも購入してもらう機会を増やそうと、一昨日から昨日まで「プレ」セールを実施。洋服やかばん、家電など様々な商品が立ち並ぶなか、ひときわ、目を引くのが…
白菜や大根といった“鍋もの野菜”!猛暑が続き、値段が高騰している野菜をセールでお得に買ってもらい、冬を楽しんでもらおうと安く販売しているんです。
さらに、店内の至るところには。今日から始まる本セールに向けた「予告」の文字が。「ブラックフライデー」の特別セールを多くの人に知ってもらうのが狙いです。
りそな総合研究所・荒木秀之 主席研究員
「感謝祭の翌日という認識が、日本はなかなかありませんので、なので、(企業側は)幅を持たせて一定の期間をセール期間として、少しでも人の目を向けて土日含めて、足を運んでもらうという流れだと思います。(消費者は)値上がりが続いて、なかなか物が買いにくいと。こういうセール期間を狙って、たくさん物を買うというところはピッタリはまると思うので、インフレが進んでいる、消費者がしんどい時期にはいいと思います」