【速報】"机バンバン"兵庫・相生市長がお詫び「知事様に大変不愉快な思いを」知事選での会見が波紋「選挙で気合が入り叩いてしまった」市に苦情約800件

　兵庫県相生市の谷口芳紀市長は、22日報道陣の取材に応え、14日に開いた記者会見での自身の言動について「今月14日の県庁での記者会見の際に、私の言動によって斎藤知事様をはじめ多くの方々にたいへん不愉快な思いをかけてしまいましたこと、心からまずもってお詫びを申し上げたいと思っております。ご案内の通り、来週の火曜日午後に知事様と県の市長懇話会でお目にかかれる機会が近々ございますので、知事様にお詫びをさせていただこうというふうに思っておる所でございます」とお詫びしました。

　22日時点で相生市役所には、抗議の電話が約400件、メールは約400件届いているということです。

　知事選では、県内29市のうち22市の市長が前尼崎市長の稲村和美氏を支持すると表明し、相生市の谷口市長も支持を表明した1人でした。市長らは14日、この件で記者会見を開き、会見の中で谷口市長が机を叩きながら話す映像が公開されると、SNS上などで、その言動に批判が集まっていました。

　谷口市長は、会見中に机を叩いた原因を聞かれると、「私も長いこと政治をやっておりますんで、選挙となると、グッと気合が入るというんですか」「選挙というと気合が入るので叩いてしまった」と答えた上で「たいへんお詫びをせなあかんという気持ちでございます」と謝罪を繰り返しました。また、普段の執務の際に机を叩くことなどは「まったくないです」と否定し「驚かせるような意図はまったくございませんでした」と答えました。

　自身は、スマートフォンを持っておらず、SNS上で批判が起き、相生市にも苦情が来ていることを副市長からの報告で知ったということで、「いろんな抗議をいただいておりますので、これはやってはいけないことだと再認識いたしました」と回答しました。

　谷口市長は21日、相生市のホームページで謝罪文を公開。「今般の兵庫県知事選挙に関連し、去る11月14日に開催された記者会見における私の言動により、市民の皆様をはじめ、多くの皆様に不快な思いをさせ、ご迷惑をお掛けしましたことを、心よりお詫び申し上げます。これまでに、私の言動への厳しいご意見、お叱りを多方面より数多く頂いているところであり、非常に重く受け止めております。今後、このようなことがないよう、十分注意してまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」とお詫びしていました。